1.商標権について

(1)制度概要

商標権は、商品やサービスについて使用するマークを保護するための権利です。
お客様が、何か新しいブランドを立ち上げる際に商標権を取得していれば、
第三者による模倣を排除することができます(独占)。

また、商標権の権利の存続期間は、申請により更新することができます
そのため、貴社のブランドを、安心して使い続けることができます。

 

(2)権利化までの期間

商標出願をしてから、平均9.3カ月で結果が出ています(平成30年度)。
また、早期に審査をしてもらう制度を活用した場合には、平均6カ月で結果が出ています。

2.商標相談・出願の流れ

(1)相談

お客様のブランドの権利化をご検討の際は、お気軽にご相談ください。
初回の相談に費用は発生しませんので、ご安心ください*。
*2回目以降のご相談は、30分あたり税込み5500円となります。
権利化を進めることになった場合には、具体的な内容を整理するため、打ち合わせを設定させていただきます。

(2)打ち合わせ

打ち合わせの際には、以下の情報をお伺いします。
・ご希望の商標(文字、ロゴ、図形など)
・商標を利用する商品又はサービス(役務)

なお、このタイミングで、見積の作成をいたします。
問題がないようであれば、請求書の発行とともに、出願書類の作成に入ります。

 

(3)出願書類案作成

ご依頼後、1週間程度で出願書類案を納品いたします。
内容に関し、適宜意見交換を行い、より良いものとしていきます。
出願書類の作成が終わりましたら、出願手続きをいたします。

 

(4)出願

作成した出願書類を、特許庁に提出いたします。
(要すれば、早期審査の請求もいたします。)

 

(5)拒絶理由通知への対応

特許庁から拒絶理由通知が届いたら、通知された拒絶理由を解消するために、意見書・補正書を特許庁に提出いたします。
提出後、数カ月で、再度審査結果が通知されます。

 

(6)査定

登録査定
・拒絶理由がなかった場合、または、
・先の意見書・補正書により、拒絶理由が解消したと判断された場合
には、登録査定になります。
登録査定後は、30日以内に登録料を納付して、商標権の取得となります。
拒絶査定
拒絶理由が解消していないと判断された場合には、拒絶査定になります。
この場合には、その拒絶査定を精査いたします。
精査した結果、不服ということであれば、拒絶査定不服審判の請求をして、再度、権利化を試みることになります。

 

(7)権利の活用

権利は、取得するだけでなく、活用することも大事であると考えています。
権利化後の活用についてもお手伝いさせていただきますので、いつでもお知らせください。

3.料金

手続き 区分数1 区分数2 区分数3
【出願】事務所手数料(税込み)  55,000
【出願】特許庁手数料(非課税) 12,000 20,600 29,200
(意見書・ 補正書作成)  88,000
【登録(5年)】事務所手数料(税込み)  22,000
【登録(5年)】特許庁手数料(非課税) 17,200 34,400 51,600
合計 194,200 220,000 245,800

なお、この料金テーブルはあくまで目安であり、明細書のボリュームや難易度によっては、この料金テーブルから外れる場合もあります。
また、この料金テーブルは、拒絶理由通知が通知された場合(意見書・ 補正書を作成した場合)で作成しています。
そのため、拒絶理由が通知されずに登録査定となった場合には、この料金テーブルから減額される場合もあります。

なお、関連する商標(役務が同じ等)を複数出願される場合には、事務所手数料を減額いたします

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