1.意匠権について

(1)制度概要

意匠権は、物品や画像のデザインを保護するための権利です。
お客様が、何か新しいデザインを生み出した際に意匠権を取得していれば、
第三者による模倣を排除することができます(デザインの独占)。

また、意匠権の取得により、そのデザインが、今までにない新しい物であることを示すことができます。
そのため、第三者からの信用が得やすくなります(信用の獲得)。

 

(2)権利化までの期間

意匠出願をしてから、平均7カ月で結果が出ています(平成30年度)。
また、意匠出願においても、早期に審査をしてもらう制度があります。

2.意匠相談・出願の流れ

2.特許相談・出願の流れ

(1)相談

デザインの権利化をご検討の際は、気軽にご相談ください。
初回の相談に費用は発生しませんので、ご安心ください*。
*2回目以降のご相談は、30分あたり税込み5500円となります。
権利化を進めることになった場合には、具体的な内容を整理するため、打ち合わせを設定させていただきます。

(2)打ち合わせ

打ち合わせの際には、以下のものをご用意ください。
・現物、図面、写真、見本、模型など

なお、このタイミングで、見積の作成をいたします。
問題がないようであれば、請求書の発行とともに、出願書類の作成に入ります。

 

(3)出願書類案作成

ご依頼後、2週間程度で出願書類案を納品いたします。
内容に関し、適宜意見交換を行い、より良いものとしていきます。

出願書類の作成が終わりましたら、出願手続きをいたします。

 

(4)出願

作成した出願書類を、特許庁に提出いたします。
(要すれば、早期審査の請求もいたします。)

 

(5)拒絶理由通知への対応

特許庁から拒絶理由通知が届いたら、通知された拒絶理由を解消するために、意見書・補正書を特許庁に提出いたします。
提出後、数カ月で、再度審査結果が通知されます。

 

(6)査定

登録査定
・拒絶理由がなかった場合
・先の意見書・補正書により、拒絶理由が解消したと判断された場合
には、登録査定になります。
登録査定後は、30日以内に登録料を納付して、意匠権の取得となります。
拒絶査定
拒絶理由が解消していないと判断された場合には、拒絶査定になります。
この場合には、その拒絶査定を精査いたします。
精査した結果、不服ということであれば、拒絶査定不服審判の請求をして、再度、権利化を試みることになります。

 

(7)権利の活用

権利は、取得するだけでなく、活用することも大事であると考えています。
権利化後の活用についてもお手伝いさせていただきますので、いつでもお知らせください。

3.料金

手続き 事務所手数料
(税込み)
特許庁手数料
(非課税)
合計
(税込み)
出願 88,000 16,000 104,000
図面作成 実費 実費
(意見書・ 補正書作成) 88,000 88,000
登録(3年分) 55,000 25,500 80,500
合計 231,000 41,500 272,500

なお、この料金テーブルはあくまで目安であり、明細書のボリュームや難易度によっては、この料金テーブルから外れる場合もあります。
また、この料金テーブルは、拒絶理由通知が通知された場合(意見書・ 補正書を作成した場合)で作成しています。
そのため、拒絶理由が通知されずに登録査定となった場合には、この料金テーブルから減額される場合もあります。

なお、関連する意匠を複数出願される場合には、事務所手数料を減額いたします

TOP